自分も持ってるハズの怖い本能

他人同志の価値観の違いを認識しあうためのゲーム、
「若い女性と水夫」という題材を御存知だろうか?

リンク先を貼っておく、と↓これ。

http://ocw.nagoya-u.jp/files/430/2_sailor.pdf

学校の道徳の時間に使うところもあるほどの有名題材。
個々の価値観の違いが顕著に現れるので、とても興味深い内容だ。

以前、このグループワークを全く面識のない人同志のグループでした時、面白い発見があったので、御紹介。

誰が1番悪い、だとか、この人に共感できる、だとかいうのを自分なりに理由づけして意見交換をするワークなのだけれど・・・。

そのワークに参加していた同じグループの年配女性。
その女性の意見は、この題材に出てくる「若い女性」に特別、嫌な感情を持つ、というものだった。

で、その理由というのが。
「”若い”というだけで腹が立つ」というのだ。

ちなみに。その同じグループ内にいた数人の女性がその理由にかなり共感していた。
この時のグループワークの現場は、お互い全くの他人同志であったので、多分、真っ正直な意見なのだろう、と思う。

けれども、自分にはあまりない感情だったので、かなり驚いた。

が。よくよく考えると、この意見は生物学的に、かなり”まっとう”な意見なのだ。
年齢を重ねた女性が、異性からの寵愛をうけやすい若い女性を敵だとみなし、自分を守る為に嫌悪し、排除する。
本当に、本能的な部分では、”アタリマエ”なことなのだ。

と同時に、自分に置き換えると、その本能的かつ理性的でない感情に、身震いした。

人としての魅力よりも、そんな感覚的な部分で、最初から(自分より)「若い女性」に、嫌悪感を持ってしまう、なんて。。。

本能なのだから、ある程度は受け入れなかればならないのかもしれないが、この感覚的な部分を冷静に引き算なり、足し算なりして、なるべく自分の物差しで判断できる人間でありたい、と思う。
それでも、それは、なかなか難しいことであるのは否めない。

人に対する印象や感情をコントロールするのは非常に難しい、と改めて感じる出来事だった。